フリーランスの経理

領収書を整理して、年末になったら申告書を作って、3月15日までに確定申告。サラリーマンだった頃は経理部が処理していた事もフリーランスになると自分でやらなければなりませんね。さて、ここでお勧めの経理方法をお話しします。

1.ズバリ!税理士にお願いする。

これが一番無難です。税理士にお願いすると確定申告やそのチェック、実際にどのような費用が経費として認められるか、色々な助言とお手伝いをしてくれます。税理士に掛かる費用はピンキリですが、毎月5千円前後くらいと思っていれば大丈夫かと思います。 税理士にお願いするメリットは大きいです。例えば税理士に支払う金額以上に「節税」の助言をもらえれば結果的にプラスになりますし、確定申告前に申告ミスを抑制できれば「追徴課税」など余計な税金を支払う必要もなくなります。そもそも税理士に支払う金額自体「経費」になりますしね。 フリーランスになる際、よく聞くセリフ「確定申告が面倒らしい」「本来の業務以外の作業が多い」。このようなセリフを真に受けてしまうと、フリーランスになる事に躊躇(ちゅうちょ)する方がいます。でも、案外簡単に処理できるものですよ。 またフリーランスになると、なんでもかんでも「一人でやらなければならない」と言うのも間違いです。なぜこのような感覚が生まれるか。それはフリーランスが「独立」や「一人でやる」と言う表現を強くイメージする言葉だからだと思います。でも実際は、なんでもかんでも一人で解決する必要はないのです。 実際、本当になんでもかんでも自分ひとりで経理をやる方もいますが、それにはその人なりの考えがあるのでしょう。5千円だって支払いたくない。節税は自分の知っている範囲でやる。そもそも経理も自分でやってみたい。知り合いに経理に詳しい人がいるから税理士にお願いするには至らない。多種多様です。 知っておいて頂きたいのは「あなたには選択肢がある」と言うことです。必ずしも「一人でやるしかない」と言うわけではないのです。

2.経理のサポートをしてくれる取引先を選んでみる。

世の中にあるフリーランス向けの仕事は、その仕事の紹介自体がほとんどです。フリーランスの事を親身に考えた情報はあまりないですね。企業側はフリーランスを1つの取引相手と考えますので、フリーランスの経理までは踏み込んでこないのです。いうなればフリーランスは他社の人ですから、そのフリーランスの経理の事まで干渉できないというのが実情です。 それでも中にはフリーランスをサポートしてくれる企業があるでしょう。企業側には必ず税理士がついています。あなたの抱える相談は、あなたに代わって企業側が税理士に相談してくれるかもしれません。直接税理士と話ができるわけではありませんが、必ずあなたの助力になるはずです。 ちなみに当社はフリーランスの経理相談を受け付けています。わからない事があったらぜひ担当に聞いてみてください。

3.自分でやってみる。

世の中のフリーランスにとって、一度は考えるやり方です。自分で全部やってみる。その場は確かに余計な経費も掛かりませんし、経理業務の勉強になるかもしれません。しかしこのやり方は少し危険です。確定申告した後に、申告ミスがある場合、数年経過して忘れたころに税務署から指摘がきます。 数年経過すると「追徴課税」も数年分増加します。そうです。税務署は申告ミスがあっても直ちに指摘してくれるわけではないのです。でも足りなかった支払いには「利子」を付けて請求してきます。数年後に。まったくひどい話ですがこれが現状です。 自分ひとりで経理をやる場合は最善の注意を払うことと、よく調べ、よく吟味して確定申告を行う必要があります。 さて、フリーランスの経理については色々なやり方があります。あなたはどのようなやり方を選択しますか?フリーランスの醍醐味「選択する」。どうか御自分にピッタリなやり方を選んでみてください。

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