あなたが見ているこのホームページ。作成したのは静岡のとある会社。株式会社ワークノアートと言います。起業からの生い立ちを少し紹介させて頂きます。この会社、株式会社ワークノアートは2007年7月3日に設立しました。起業当初は社長1名のみ。マンションの1室からスタートしました。現在はオフィスを借りて息の合った明るいメンバーと一緒に一生懸命働いています。
起業当初(創立0年0ヶ月目)
起業当初は商売道具のパソコンさえあれば他は何もいらないと思っていたのでオフィスを借りなかったのですが、でも実際に仕事が始まると何かと不便になるものです。例えば書類の置き場所。一般的な企業であれば広いオフィスに大きなデスク、それに大きな収納棚。他の会社には当たり前のようにあるものが自分の会社にはありませんでした。その他には会議の開催場所。メンバーとの定例会議やお客様を呼んで打合せをする場合、さすがにマンションの1室ではこんなところにお客様を呼んで良いものかと悩みました。
起業メンバー(創立0年3ヶ月目)
私が起業を決めたその3ヵ月後、私の二人の仲間がそれに賛成して入社してくれました。とても力強く頼りにしている二人です。起業当初はオフィスも無く書類を整理する場所はマンションの1室。会議を開催する時は町にあるレンタル会議室を借りました。取引先のお客様に「会社のメンバーで会議があるので今日はオフィスに戻ります。」と言うと「え?オフィス?オフィスあるの?何か打合せする事でもあるの?」と冷やかされたものです。我々三人はそんな状況でも文句を言わず今は我慢する時期だと心では耐え顔では笑って見せました。
オフィス賃貸(創立0年7ヶ月目)
起業から約半年。2008年2月1日に小さいながらオフィスを借りる事ができました。会社として初めてオフィスを持てる。あの時の引越しはとても楽しかったです。不動産を何件も周り少ない予算と戦いながらようやく見つけた小さなオフィス。初めて購入した会社用のテーブルに収納棚。パーテーションも購入して部屋の間取りを決める。あんなにワクワクしたのはいつ以来でしょう。
面白い失敗談もありました。初めて購入する会議テーブル用のイス。せっかく初めて購入するんだしちょっと奮発して肘置き付きのハイグレードモデルを選びました。それも6脚。数日後、その楽しみにしていたイスが届きました。配達のお兄さん方がどんどんダンボールを積み上げていきます。それを見ているだけでもうワクワク。早く空けたい気持ちで一杯でした。
ようやくダンボールの搬入が終了し配達記録に印鑑を押して、いよいよダンボールを空けるだけです。1つ目のダンボールを空けると立派な肘置きが出てきました。写真で見たものと同じです。まだ組み立ても終わっていないのに何となく肘を乗っけてみたり、肘置きのパーツをいじくったりしたものです。2つ目のダンボールを空けると2脚目も肘置きが出てきました。3つ目を空けると3脚目の肘置き・・・アレ?このあたりでようやく私も気がつきました。「肘置きだけ??」どのダンボールを空けても全部肘置きだったのです。
ハイグレードモデルのイスはとても高級で、私が選んだ1脚の値段は実は肘置き1つだけの値段だったのです。イス本体の価格と合わせるととっても購入できる代物ではありません。イスってこんなに高いんだ・・・。今までお世話になってきた会社やお客様の会議室には普通にイスが置いてあります。
今まで当たり前のように使っていたイスがこんなに高いものだとは。面食らいました。そして笑いました。さすがハイグレードモデルです。今の私には敵いません。私はつぶやきました。「肘置き、もっと会社が大きくなったらもう一度再戦させてもらうよ。」肘置きにはそう言って送り返しました。(返品OKでした。)
社員旅行(創立1年0ヶ月目)
会社を設立してから1年後メンバー全員で参加する社員旅行を開催しました。メンバー全員と言ってもたった3人しかいないのも寂しいので、起業後初めての社員旅行は家族同伴OKと言う形にしました。
みんな両親や奥さんやお子さんを連れてきました。なんだか社員旅行と言うよりは家族旅行に近いものです。でもそれで良いのです。
会社と言うのはその会社のメンバーだけの為にあるのではなく、そのメンバーの家族の為にあるのですから。その日は深夜まで皆と飲んだものです。会社と言うのは単なるプロジェクト名に過ぎません。このプロジェクトを必ず成功させようとその時みんなで誓い合いました。
山積み作業(創立1年1ヶ月目)
メンバーが3人しかいないと処理しなければならない仕事も兼任です。現場の仕事はもちろん「企画・営業・総務・経理・人事」と、やる事は山ほどあります。現場の仕事をこなしながら営業をして。営業しながら企画をして。経費が出れば自分で出金伝票書いて清算処理して。
でもやってみると案外楽しいものです。一般企業の一般技術者ではなかなか手が出せない経営面や資金調達それに売上目標など皆で考えると言う行為はとても充実しています。本当の意味で「自分たちの会社の為に頑張っているんだなぁ」と言う実感が持てるのです。
新メンバー(創立1年4ヶ月目)
起業から1年半が経過したある日。1つの求人が舞い込んできました。確かに求人票は出していますがまさかこんな小さな会社に?三人とも不思議に思いました。自分たちで求人票を出しておきながら不思議に思うなんて随分と勝手ですが、その時は純粋にそう思ってしまったのです。どんな人なんだろう?自分たちの仲間になるかもしれない人です。三人は興味津々でした。(4人目のメンバーとして入社しました!)
忘年会(創立1年5ヶ月目)
4人はみんなお酒好きです。2008年12月5日、忘年会はホテルの料亭で1室を借りて開催しました。普通の居酒屋で忘年会をやっても良かったのですが、せっかく「忘年会」と銘打って開催するわけですから会社で奮発してホテルの料亭に行ってしまいました。でも忘年会くらい良いですよね。
小さい会社だからと言っても勢いだけは他の会社に負けません。4人でも飲食代は10人前です・・・勢いあり過ぎですね。こうやって仲間と無茶ができるのも日々みんなで頑張ってきたからですね。
新卒採用(創立1年9ヶ月目)
この4月に新しいメンバーの採用が決定しました。今度5人目のメンバーとなったのは新卒入社の方です。 まだたった2年弱のこの会社に右も左も分からない新人さん。なんだか面白そうな組み合わせじゃないですか。 この業界では技術経験をウリにして仕事をするケースが良くあります。でもそれだけじゃ面白くないですよね。 やっぱりアイデアを形にする仕事でないと。アイデアを出すという事はとても面白い事です。
「アイデアを出して、作って、世の中に出して、反応を見て、そしてまた作る。」
最初から全部やる事は難しいかもしれませんが、技術経験のない新人さんでもアイデアを企画し出す事だったらできます。 自分の考えた製品やサービスが世の中に出ると楽しいですよ。一緒に色んなアイデアを形にしてみよう。
社員旅行(創立1年11ヶ月目)
二回目の社員旅行に行ってきました。今回は社員だけ5人で行ってきました。
車でのんびりと目的地まで向かって途中でちょっと観光。あとは前回と同じです。
旅館についてからはもう(汗)。もともとみんな飲むのが好きだから宴会が始まってから休む暇もなくずっと飲んで語り合いました。来年は何人旅行になっているでしょう。
たくさんの仲間とたくさんのお酒を囲みながらたくさんの未来を語り合いたいものです。
新たな決意(創立2年0ヶ月目)
創立からぴったり2年が経過しました。これから3年目に突入です。世の中なにをやるにしても3年継続する事が大事とよく言うものです。昨年は世の中が大不況に落ち込み、この業界は今なお不況を引きずっています。何もこの3年目の節目を迎える時にこんな大不況がこなくても(涙)。なかなか試練が絶えませんね。
でも今の社員は社長も含めて全員が営業も技術もアイデアも創作も宣伝も全部やっています。
「全員が技術・営業・経営者の能力を持ってるから強い!」
「なんでもやるから強い!」
だから不況には負けません。全員の力を合わせて必ずもっともっと強い会社にしてみせます。